Y's Page * Blog

進捗状況；
相変わらずのゆっくりペースなので、
いつ頃更新とか、これ以上、嘘は言うな！　って感じであります（猛省
１０月の終わりから１１月前半まで、何かと私事で忙しそうなので、
その前に何とかできたらいいんだけど。どうにも不確定な有様です。

最近の読書；
家族が買ってきた、朱川湊人がいい感じ。
「花まんま」を読了したので、「かたみ歌」に突入。
奇を衒わない普通の文章で書かれている事と、
懐かしさを感じる時代感覚とが相まって、読んでいて安心感があります。
webお友達にもお勧めしてみたり、逆に小林泰三をお勧めし返されたり。

移動中の読書には、単行本は向かないので、
今の持ち歩き本は、「白い薔薇の淵まで」（中山可穂）
恋愛小説を普段あまり手に取らない私にしては、珍しい選択。
レズ風味なので、ドキドキしながら読んでます。
いや、エロ小説じゃないんだけど。
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書きが進んでないので「孤宿の人」は積ん読のまま。
いつでも買えるだろうと、たかをくくっていたら、
下巻が売り切れで焦りました。売れてるんですねー。
これは更新後まで取っときます。

代わりに短めのを読もうと、今まで未読だった乙一を。
「きみにしか聞こえない―CALLING YOU」それと「ＧＯＴＨ」
白黒合わせて読んでみました。
若さと瑞々しさ。心にするっと入りこんでくる透明感。
もっと掘り下げてもイイと思ったりしますが、贅沢な要求なのかもしれません。
好きな作家さんになりそうな気がして、楽しみ。
ひとつだけ苦言。
―CALLING YOUに収録されている、書き下ろしの「華歌」
小説を読むなら、私は文章に騙されたい。
あの挿絵はズルイなぁ。

……読み返したら、誤解が多い表現だと気づいたので補足。（2005.08.20　追記）

―CALLING YOU の挿絵画家は、羽住都さん。
画風はとても好きだし、表題作 CALLING YOU には、ドンピシャの挿絵になっていました。
何が言いたいのかというと、ズルイ＝絵がイカン、のではなくて。
えーと、小説がイカン、のでもなくて。
ズルイなぁ……と思ってしまうのは、
私が普段から、イラストを多用する本を手に取らない読者だからだな、と。
イラスト入りラノベが当たり前な、若い世代の方々とは、違う感覚って事ですね。
文章によるミスリードにハァハァし、
「くっそぉ、ヤられた〜！　でもキモチイー！」
とか悶えるのが好きです。

絵と文章による、イメージ想起の違いについて、
色々考えてしまった夏の夜でした。
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もしや、オマケ画像でも？　と思って押された方には、ごめんなさい〜。


最近読んだ本の話など。
買ったまま半年近く積ン読になっていた、
「日暮らし　上・下」（宮部みゆき）を読了しました。
うーーーー。面白いーーーー。
前作「ぼんくら」に出てきた登場人物も勢ぞろいで、
宮部さん得意の少年キャラ（弓之助とおでこ）も健在です。
久しぶりに会えたね、よく頑張ってるねと、二人の頭を撫でてあげたい気持ち。
読み進むにつれ、人の業の深さに慄き、登場人物達の呟きが胸に沁みます。
前作同様、読み終わって本を閉じるのが、とても名残惜しく感じました。
読んでみようと思われた方は、是非
前作の「ぼんくら　上・下」から、お読みください。

……とシミジミしていたら、
6/21に「孤宿の人　上・下」（ぼんくら、日暮らし同様、時代長編小説）が
発売されるとか。買わないとっ！
でも読むのは何時になるかな。
鼻先に人参ぶらさげたお馬さんみたいに、
次の更新が終わったら自分への褒美で読む事にしましょうか。
それならキーボード叩く手が早くなる……かもしれない？？
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