2005.12.11 Sunday 01:09
Y
手首をネクタイで縛られた、不自由な体をくの字に曲げ、私は無様に喘いでいた。これから自分の身に起こりうる事は、容易に想像がついた。それでも肘掛けに乗ってしまった両足をバタつかせ、顔を押し付けているソファの、革の匂いを嗅ぐしかない。
林田の手が、レースで縁取られたブラを押し上げる。
「暴れても無駄だって。……想像通りだ。オッパイでかいね、児嶋さん」
さらけ出された胸が、反動でふるんと揺れた。
「いや……だ、誰か、たすけ……て……」
剥き出しにされた胸の膨らみに、吐息がかかった。
刷毛で撫でられるほど微かに、林田の唇が先端を撫でる。胸の尖りを二・三度往復すると、むず痒いような疼きが生まれた。気づくと、唇の動きを目で追っていた。薄い唇から覗いた舌が、いやらしく赤い。
伸ばされた舌が触れる。しこった乳首を突付く。頭のどこかが痺れていた。唾液で濡れた舌が、ずるりと乳首掬い上げて、私は僅かに声を漏らした。
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